東京作家大学ブログ

新型コロナウィルス感染拡大防止のため自粛生活をがんばっている受講生の皆さんへ

先生方から激励のメッセージが届きましたので、ご紹介いたします！

さらだたまこ先生です。

・・・・・・・・・・

「ニュートンの万有引力とペストの関係」⋯⋯日頃から読書をしたり新聞を読んだり、
ネットで情報を集めている受講生のみなさんなら、もうご存じでしょう。
　17世紀英国・ケンブリッジ大学の学生だったアイザック･ニュートンは、
当時ペストがヨーロッパで大流行したため、大学が2年間休校になって、故郷に帰ることを余儀なくされました。
　しかしその時間があったから、万有引力の法則を考察できたのです。
　日本の作家でいうと、私の大師匠筋にあたる青島幸男さん。
　学生時代に結核を患って療養中にラジオで聞いたコントに触発され「こんなの、俺がもっと面白いの書ける！」と
書き綴った台本が採用され、後にクレージーキャッツの名番組を創り上げたのです。
　禍中の間は、出口も見えずため息しか出ないかもしれませんが、
この状況と時間を逆手に取って創作のチャンスにすることが未来への“ギフト”となります。
　それは貴方自身にとっても、社会にとっても、そして、未来にとってもです。
　一人ではありません。みんなで同じ苦しみを共有し、寄り添っていく心強さもあります。
　もちろん、お一人お一人、様々な事情を抱えていらっしゃると思いますが、
「書く気持ちがなくなった」のであれば、どうぞ、遠慮なく相談してください。
　講師と話して、「書き続けることで光を見出す」方法を一緒に模索していきましょう。

さらだたまこ